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寺田倉庫が京都の芸術系4大学と連携。若手アーティストによる滞在制作・展示プロジェクト「Unis in Unison 2025: Kyoto Rising Artists Project」が始動【4/4ページ】

 阿食は今後の展開について語るなかで、京都というものづくりに取り組みやすい土地自体にポテンシャルを感じるからこそ、「TERRADA ART STUDIO 京都」という場所にこだわる必要もないという。それよりも、本プロジェクトが体現する「アーティストの制作現場や制作過程をシェアする行為によって交流を生み、アーティストの活動を支援する仕組み」自体を、広く展開していきたいという意向を示す。実際、現在の場所では設備的な側面による制作への制限があることからも、今後のプロジェクトの展開には、そうした広い視野でのアップデートが鍵となるに違いない。

 卒業したばかりの参加アーティストの声からも、若手アーティストが活動を続けていくうえで乗り越えるべき課題はいまだ多くあることがわかる。交流を通じながらその生の声を聞き、様々な角度から解決への糸口を探していくことは重要なことだと言えるだろう。京都という土地を舞台に、アーティストの活動支援に挑戦する本プロジェクトの、今後の展開に注目したい。

Exhibition Ranking

場 -junction-

2025.12.12 - 2026.01.24
parcel
馬喰町 - 清澄白河|東京