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特別展「はにわ」(東京国立博物館)開幕レポート。人々に愛される「はにわ」とは何者か【4/6ページ】

第3章「埴輪の造形」

 第3章「埴輪の造形」は、全国から出土した埴輪の造形の差異や傾向に焦点を当てる。

 埴輪は北は岩手県、南は鹿児島県まで、幅広い範囲から主としている。大王と各地の王のゆるやかな結びつきのもと、中央の優れた埴輪を模範とした埴輪から、地方で独自の進化を遂げた埴輪まで、そのバリエーションを多岐にわたる。

展示風景より、左から《模造 船形埴輪》(原品5世紀)、《短甲形埴輪》(5世紀)東京国立博物館蔵

 本章では埴輪の誕生から消滅までを通して存在した円筒埴輪から、家、船、馬といった財産を象徴するものまで、様々な造形の埴輪を展観する。

展示風景より、《特殊器台・特殊壺》(2〜3世紀)岡山県教育委員会(岡山県立博物館保管)

編集部

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