NEWS / REPORT特別展「はにわ」(東京国立博物館)開幕レポート。人々に愛される「はにわ」とは何者か【5/6ページ】2024.10.16 最初から読む ブックマークsave第4章「国宝 挂甲の武人とその仲間」 第4章「国宝 挂甲の武人とその仲間」では、初めて国宝に指定された群馬・太田市の飯塚町で出土した《埴輪 挂甲の武人》をはじめ、本作と同じ工房で制作されたとされる類似した4体を一堂に展示。とくにシアトル美術館が所蔵する《埴輪 挂甲の武人》はアメリカからの里帰りとあって、ほかの「挂甲の武人」と比較しながら見ることができる、貴重な機会となる。展示風景より、左から《埴輪 挂甲の武人》(6世紀)奈良・天理大学附属天理図書館蔵、《埴輪 挂甲の武人》(6世紀)アメリカ・シアトル美術館蔵 また、彩色されていた状態の古墳時代の「挂甲の武人」の復元や、そのモデルとなっていた人物が身につけていたものと同形と考えられる鎧類も展示されており、当時の様子を想像する助けとなる。展示風景より、《埴輪 挂甲の武人(彩色復元)》(2023)次のページ第5章「物語をつたえる埴輪」、そしてエピローグ前のページへ1…23456次のページへ編集部