「SHIBUYA PARCO ART WEEK 2025」が開催。最旬のアートとカルチャーに触れられる5日間【2/4ページ】

 館内では、今年で6回目を迎えるパルコ主催のアート&カルチャーイベントの祭典「P.O.N.D. 2025」も10月24日より開催中。「Parco Opens New Dimension(常に新しい次元を切り開いていく)」をという想いが込められた本祭典は、今年のテーマ「Swing Beyond / 揺らぎごと、超えていく。」をもとに、各フロアに点在するギャラリーで多彩な展示・作品を展開する。

「P.O.N.D.2025」のキービジュアル

 4階 PARCO MUSEUM TOKYOでは、国内外から集結する12名の作家によるグループ展が開催。参加作家は、Koka Nikoladze、Tonii、Yang Hongjo、井澤茉梨絵、黒沢鑑人、張聴、Dương Gia Hiếu、masao、何梓羽、菅野歩美、髙橋穣、みずかみしゅうと。

左上から、Koka Nikoladze、Tonii、Yang Hongjo、井澤 茉梨絵、黒沢鑑人、張聴、 Dương Gia Hiếu、masao、何梓羽、菅野歩美、髙橋穣、みずかみしゅうと

 B1階GALLERY X BY PARCOでは、「P.O.N.D. AWARD 2024」グランプリを受賞した黒瀧藍玖による個展「囚」(10月31日~11月10日)が開催される。「存在と不在」「ミクロとマクロ」「0と1」や「有と無」といった存在の原始的な姿を、繊維を用いながら彫刻作品へと昇華させる黒瀧。本展では、代表作である「Human」シリーズに加え、初発表となる大型インスタレーション作品が展示される。

黒瀧藍玖

 ほかにも、1階正面エントランスには現代美術家・宇留野圭による立体作品、4階の吹き抜けには今枝祐人によるインスタレーション作品が展開される。いずれも展示期間は10月24日~11月10日。さらに「P.O.N.D. 2025」の最終日である11月10日には、9階のSUPER DOMMUNEで、ディレクター、コントリビューター、アーティストが一堂に会し「P.O.N.D. 2025」を振り返り語らうほか、鑑賞者の投票によって決定する「P.O.N.D. AWARD 2025」のグランプリが発表される。

宇留野圭
今枝祐人