アートコレクターとして広く知られる株式会社ZOZOファウンダー・前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団が実施する学生対象のアートアワード「CAF(Contemporary Art Foundation)賞」。2014年の創始以来、高校、大学、大学院、専門学校の学生を対象に、若手アーティスト育成を目的として回を重ね、多くの作家を輩出してきた。
その入賞作品を一挙に展示する「CAF賞2024入選作品展」が、11月26日〜12月1日の会期で、東京・代官山のヒルサイドフォーラムで開催される。
11回となる今回のファイナリスト12名は次の通り。新井浩太(武蔵野美術大学大学院)、伊藤道史(東京藝術大学大学院)、海亭彩之介(東北芸術工科大学大学院)、菊地那奈(東北芸術工科大学大学院)、小林由(東北芸術工科大学大学院)、鈴木晴絵(女子美術大学大学院)、フカミエリ(東京藝術大学大学院)、本間悠暉(東京藝術大学大学院)、森田翔稀(東北芸術工科大学)、大和楓(金沢美術工芸大学)、李燦辰(多摩美術大学大学院)、リー・ムユン(東京藝術大学大学院)。
最終審査は11月26日に行われ、木村絵理子(弘前れんが倉庫美術館館長)、野路千晶(Tokyo Art Beat エグセクティブ・エディター)、桝田倫広(東京国立近代美術館主任研究員)の3名が審査員を務める。最優秀賞1名、優秀賞1名、審査員特別賞3名の合計5名が選出される予定だ。
多数の応募のなかから審査を通過した学生たちによる渾身の作品が一堂に会する「CAF賞2024入選作品展」。毎年新たな表現がそろうこのアワードは、今年もチェックしておくべきだろう。