阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリーで、大阪出身のアーティストである小谷くるみ(1994〜)と長島伊織(1997〜)の個展が7月17日~22日の会期で同時開催される。作品の抽選販売は7月18日〜22日。
小谷は2017年に京都造形大学油画コースを卒業し、19年に京都造形芸術大学修士課程修了。存在の痕跡や気配をテーマに絵画制作を行っている。近作には、自身のオカルト・ホラーへの興味から展開された、結露した窓に誰かが指で落書きしたようなイメージによって不確かな存在を浮き上がらせる「21g」シリーズ、支持体に染みついた錆を、時間や変容、事物の痕跡の象徴として用いた「時間・痕跡〈錆〉」シリーズなど。今回の個展「小谷くるみ展 -緒-」では、今年描かれた新作13点を出品する。
長島伊織は、2020年に武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を卒業。自身で撮影した写真や取材現場で収集したイメージから、人々のライフスタイルやファッションをモチーフに絵画を制作。現代の人々やその生活について考察している。主な個展に、「URTLAMARINE」(西武渋谷店、東京、2020)、「破片」(そごう横浜店、神奈川、2021)、「By the Window」、(阪急うめだ本店、大阪、2022)などがある。今回の個展「長島伊織展 Still life」では、20数点の作品を出品する。