のと里山里海ミュージアムが能登半島地震による歴史資料や美術品などの保全を呼びかけ

石川県七尾市および「のと里山里海ミュージアム」が、能登半島地震による歴史資料や美術品などの保全を呼びかけている。

のと里山里海ミュージアムのウェブサイト(https://noto-museum.jp)より

 1月1日に起こった能登半島地震により、被災地の家庭や地域の古い文書・美術品などに大きな被害が出ている現状に対し、石川県七尾市および「のと里山里海ミュージアム」が、歴史資料や美術品などの保全を呼びかけている。

この度の震災で被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。震災で家庭や地域の古い文書や美術品などにも被害が出ておりますが、これらかけがえのない歴史的財産を将来に守り伝えるため、保全にご協力をお願いします。

1. 古文書、書籍、地図、写真・アルバム、軸額、美術・工芸品、民具等は、土砂等を払えば復元可能の場合が多いので、安易に捨てないようお願いします。
2. 箱等がつぶれた場合は、新しい箱に入れ替えてください。もとの場所へ戻せない場合は、取りあえず湿気を防げる場所か容器に移してください。
3. 雨や水等に濡れたものは、そのまま陰干ししてください。ページとページが、くっつかないように、新聞紙や障子紙など吸湿性の高い紙をはさみ込むと効果的です。(水洗いや濡れたままビニール袋などに長時間入れることはしないでください。)

震災に乗じた古物商等の買い出しに際しては、安易に売ったり、引き取ってもらわないよう、ご注意ください。

(のと里山里海ミュージアムのウェブサイト「能登半島地震による歴史資料や美術品などの保全のお願い」より引用)

 なお、これらの保存先に関する相談窓口は七尾市教育委員会 スポーツ・文化課(0767-53-8437)や各市町の教育委員会、石川県内の公的専門機関が担当している。七尾市内もしくは石川県内で資料や美術品等をお持ちの方はぜひ相談してみてほしい。

編集部

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