世界を放浪しながら独学でアートを学ぶアーティスト、SHUN SUDO。その最新の個展「ARTdemic」が、12月11日より東京・天王洲TERRADA ART COMPLEXⅡ内にあるMU GALLERYで開催される。
SHUN SUDOは1977年東京生まれ。東京とニューヨークを行き来しながら、壁画制作や、AppleやNIKE、SONYなどの企業とのコラボレーションなど多方面で活躍し、様々な作品を発表してきた。
その作品には和を想起させる水墨画的な繊細なタッチや、ストリートのポップなテイストが組み合わせられ、映画や音楽、アニメ、スポーツからインスピレーションを得た多彩な“生物”がしばしば登場。ひとつのジャンルに収まりきらない世界観を持つ絵画が大きく注目されている。
2015年、SHUN SUDOは初の個展「PAINT OVER」をニューヨークで開催。その作品は、翌年のギャラリーガイド「BLOUIN GALLERY GUIDE」の表紙に採用される。以後、国内外での個展を開催しながら、ニューヨークやマイアミ、銀座などで描いたアートウォールも大きな話題となり、その創作活動は日本のみならず世界のアートシーンに刺激を与え続けている。
本展では新作15点を発表するとともに、作品集『2020』の販売も行う。SHUN SUDOはステートメントで「言語化できない。したくない。だから僕は、絵を描いている」としつつ、次のように語っている。
「絵を描いている僕は、僕のようで僕ではなく、僕ではないような気がするけど、やっぱり僕だ。その感覚は言語化できないし、しようとも思わない。ただその瞬間がたまらなく幸福だから、僕は絵を描いている。描き続けている」。