フェアのリードパートナーであるUBSは、「ART SG FUTURES Prize presented by UBS」を新設し、受賞者に賞金1万米ドルを授与する。新進作家の支援を強化するとともに、会場内のUBSラウンジおよびアートスタジオでは、UBSアート・コレクションからの作品展示も行われる。加えて、シンガポール美術館(SAM)の収蔵を支援するSAM ART SG Fundも第2回を実施し、フェアを通じた公共コレクションの充実を図る。
さらに、インドおよび南アジア現代美術に光を当てるTVS Initiative、上海のロックバンド美術館(RAM)との協働によるパフォーマンス・アート部門の新設、ホテル空間を活用した展示モデル「Wan Hai Hotel」など、横断的な新企画が多数予定されている。

アート・バーゼルとUBSが発表した「Art Basel & UBS Survey of Global Collecting 2025」によると、シンガポールは2024年における美術品・骨董品の輸入額が前年比74パーセント増の約17億ドルに達し、世界第5位の輸入国となった。アジアでは日本に次ぐ規模であり、輸出面でもシンガポールや韓国といったアジアの拠点がシェアを拡大しているという。また、コレクション内容においても、シンガポールでは新進作家の作品が全体の約37パーセントを占め、とくに女性コレクターが購入量・点数の面でもっとも活発であった点が報告されている。
拡張するプログラムと地域連携を軸に、ART SG 2026は東南アジアの現代美術が国際舞台で存在感を高めるための重要なプラットフォームとして、その役割をいっそう強めることになるのか。注視したい。
- 1
- 2



















