新設アワードや国際連携も。「Tokyo Gendai 2025」プログラム発表【2/2ページ】

 例年人気の「Art Talks」では、COZUCHIをオフィシャルパートナーに迎え、全8セッションを開催。国際的に活動するアート業界のリーダーが登壇し、来場者に最新の動向や課題を共有する機会を提供する。

Art Talksの様子

 また、大規模なインスタレーションを展開する「Sato ‘Meadow’」には、今年は昨年の約2倍となる11ギャラリーが参加。ベルナール・ヴェネによるパフォーマンス作品、桑田卓郎とダン・マッカーシーの二人展、大竹利絵子やムラタ有子による新作、カール・クルルのライブペインティングなど、多彩なプログラムが予定されている。

Sato ‘Meadow’の様子

 「Ne ‘Root’」では、大林財団や福武財団など国内の主要文化財団が参加し、それぞれの活動を紹介。さらに韓国のアートフェア「ART BUSAN」との戦略的パートナーシップも発表され、韓国および海外のギャラリー計11組の出展を支援するとともに、交流プログラムを展開する。

 開催週には、招待客向けに全国各地のギャラリーや施設で特別展覧会や内覧会が行われ、幅広いアート体験が提供される予定だ。国際的なアートマーケットの拠点としての存在感を強めつつある今年のTokyo Gendaiに注視したい。

編集部