アメリカの大手投資企業「グッゲンハイム・パートナーズ」の共同創業者であるトッド・モーリーが、ニューヨーク・マンハッタンにNFTに特化した世界最大級の美術館を建設することがわかった。
Artnet Newsによると、この美術館はニューヨーク近代美術館にほど近い西57丁目111番地に位置する高さ約435メートルの超高層ビル内に設置。このビルは、世界一細い超高層ビルとも呼ばれており、今年末に完成予定となっている。完成後のビルには、アールデコ調のテラコッタ、ガラス、ブロンズの装飾で覆われる高級マンションも入居する。
このビルについて、モーリーはブルームバーグ・マーケットのインタビューで「テクノロジーの象徴のようなもので、新しいテクノロジーを発表するのに最適な場所。このビルは、ニューヨークのすべての人を無線取引、無線暗号取引、無線通信に接続することができるだろう」と語っている。
また、「デジタルアートのために、なぜ物理的な美術館が必要なのか?」という質問に対し、モーリーは「ミュージアムの意味にもよる。グッゲンハイム美術館は、文化を利用して資産を開発し、人々を集める不動産開発のツールとして、驚異的な成功を収めている」とグッゲンハイム美術館を例にしながら、テクノロジーを駆使したインフラや、地域への投資を通じて文化を取り込むことへの興味を示している。