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アート・バーゼル香港が無人ブースを検討。コロナで渡航できない出展者に対応

コロナの影響で5月に延期された「アート・バーゼル香港2021」が、香港に渡航できない出展ギャラリーに向けて無人ブースのオプションを提案。代わりに主催者が任命したアシスタントをブース内で配置するという。

アート・バーゼル香港2019の様子 (C) Art Basel

 新型コロナウイルスの影響で5月に延期された「アート・バーゼル香港2021」が、香港に渡航できない出展ギャラリーに新たなオプションを提案していることがわかった。

 出展者に送られたレターによると、対象ギャラリーのブース内にバーゼル側がアシスタントを配置。これによって渡航できないギャラリーも、現地で小規模な展示会を開催することが可能だという。

 しかし、これらのアシスタントはギャラリーの販売や取引に一切関与しないため、会期中はギャラリー担当者がつねにオンラインなどで待機しておく必要がある。

 こうしたサテライトブースは15~20平米と20~25平米の2種類。応募ギャラリーの数に応じ、こうしたブースをひとまとめにして配置するか、個別に配置するかが検討されるという。

 なお2019年のアート・バーゼル香港には36の国と地域から242のギャラリーが参加し、8万8000人の来場者数を記録した。各国のワクチン接種に遅れが出ているなか、今年のフェアはどのような規模で開催されるのか。注視したい。

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