現代における「日本画の所在」とは? 東京藝大でシンポジウム開催

日本画を東アジア絵画の中に位置づけて再考する国際シンポジウム「日本画の所在―東アジア絵画としての―」が、来年1月に東京藝術大学で開催される。

 日本画を東アジア絵画の中に位置づけることで、新たな視点から「日本画」を再考する国際シンポジウム「日本画の所在―東アジア絵画としての―」が開催される。

 プログラムは、東アジア史と近代日本史という時系列に照らして日本画の歴史を検証する第1セッション「歴史」、画題・教育・地域など様々な観点から日本画の領域を問い直す第2セッション「領域」、筆墨という東アジアの伝統画材を中心としながら、現代の日本画が持つ多様な表現について論じる第3セッション「表現」の3つで構成される。

 評論家や研究者、作家など、多彩な登壇者がそれぞれの立場から問題を提起し、現在における「日本画の所在」を問う今回の試み。東アジアが世界史的な焦点になりつつあるいま、日本画の過去と未来を問い直す機会となることを目指す。

編集部

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