ロスコ・チャペルとの戦略的なパートナーシップ
このロスコ・ルーム構想に加え、DICと国際文化会館によるロスコ・チャペルとの連携協定も締結された。同チャペルは1971年にヒューストンに設立された無宗派の礼拝堂。内部にはロスコの絵画14点が恒久設置されている。
2024年7月にハリケーンによって被災した同チャペルは、DICと美術品修復支援において戦略的パートナーシップを締結。今後、DICは修復に必要な材料の提供などを化学メーカーの立場から支援する。いっぽう国際文化会館は同チャペルと「平和を促進するための民間外交」を展開。共同で諮問機関を設立し、プログラムの企画・運営を行い、世界各地の組織へと連携を拡大するという。
ロスコ・チャペル プレジデントのアブドラ・アンテプリはこう語る。「このパートナーシップは、貴重な文化資産を継承していく責任と、対話を通じて相互理解を育むという双方に共通する理念を体現する意義深いものです。マーク・ロスコのレガシーを守り伝えるとともに、思索と国際交流の新たな場を育んでいくにあたり、DIC および国際文化会館と協働できることを大変光栄に存じます。アートを媒介として人々の相互理解と静かな瞑想を促し、社会との世代を超えた永続的な絆を育む未来を見据えてまいります」。

なお、DICは新西館が完成する2030年までのあいだ、ロスコ作品を含め、同館所蔵作品の国内外への貸し出しの受付を7月1日より再開する。
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