東京藝大の授業を受けてみよう。「公開授業」が初開設

東京藝術大学学生対象の授業に一般の人も参加できる「公開授業」が今年10月より初めて開講される。初回の「現代美術キュレーション概論」は9月21日まで受講生を募集しており、受講生は全13回の授業をオンラインで受講できる。

東京藝術大学大学美術館

 東京藝術大学キュレーション教育研究センターが、一般の人々も参加できる「公開授業」を今年10月より初めて開設する。

 初年度となる2023年度は、キュレーションのアプローチを多角度的な視点から学び、複眼的な思考力を育てるカリキュラムとして、「現代美術キュレーション概論」と「展覧会設計演習 Ⅰ・Ⅱ」「演習:アートプロジェクト 音楽×身体×福祉」の3科目を開講。藝大生と社会人が協働的に学ぶことができる。

 「現代美術キュレーション概論」は9月21日(定員100名、先着順)まで受講生を募集中。開講期間は10月5日から2024年1月25日までの期間の木曜日で、受講生は全13回の授業をZOOMでのリアルタイム配信で受講できる。

 今年度の担当教員ラインナップには、難波祐子(キュレーション教育研究センター 特任准教授)や李美那(大学院美術研究科 准教授)、熊澤弘(大学美術館 准教授)、服部浩之(大学院映像研究科 准教授)、熊倉純子(国際芸術創造研究科 教授)など、現場の第一線で活躍する学内外の講師陣が揃っている。

 現代美術を軸とした様々なキュレーションの事例を通して複眼的に学び、キュレーションに関する基礎的な知識を習得するこの機会を体験してみてはいかがだろうか。

編集部

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