デンマーク発の家具メーカー、フリッツ・ハンセンが創業150周年を記念し新たな商品を発表。伊勢丹とゆかりのあるクリエイター7名とのコラボレーションによる名作家具が、伊勢丹新宿店ポップアップストアにて数量限定で展示・販売される。コラボクリエイターは、AURALEE(ファッションブランド)、baanai(アーティスト)、橋爪悠也(アーティスト)、黒沢祐子(ウエディング&ライフスタイル・プロデューサー)、内田洋一朗(アーティスト)、山口一郎(ミュージシャン)、White Mountaineering 相澤陽介(ファッションデザイナー)。
AURALEEはデザイナー・岩井良太によるファッションブランド。今回のコラボでは、同ブランドのレディース服のために開発したテキスタイルを「セブンチェア」の張り地として使用している。また、ベージュとグレーを用いた2種類の「ドットスツール」も展開される予定だ。
baanaiは神奈川県の藤沢市鵠沼出身のアーティストで、2015年にコム・デ・ギャルソンの川久保玲に見出されたことにより、一躍注目を浴びた。コラボ商品となるアルネ・ヤコブセンの椅子には、独自の筆致で「フリッツ・ハンセン」というブランド名と、キーワードである「EXTRAORDINARY DESIGN」や創業年の「1872」などのフレーズが描かれている。
橋爪悠也は1983年岡山県出身で、現在は東京を拠点に活動しているアーティスト。同ブランドのファンがもっているイメージを大切に考えつつ、自身のエッセンスを加えたというコラボ商品のモチーフには、自身の飼っているロシアンブルーの「もろこし」が登場している。
今回のコラボにはミュージシャン・山口一郎も登場。山口は日本有数の伝統工芸である杞柳細工に着目し、その豊かな歴史と、フリッツ・ハンセンの150年の歴史を、アルネ・ヤコブセンの「ドロップチェア」を題材としてミックスした。この取り組みを通じて、杞柳細工の創造性が国境を超えて認識されることを思い描いているという。
今回の企画に連動し、フリッツ・ハンセンによる伊勢丹新宿店のウィンドウジャックが実施(5月24日〜6月27日)。また6月7日~6月13日の期間で、伊勢丹新宿本店本館1階=ザ・ステージでポップアップが展開される。