「マリー・ローランサンとモード」がBunkamura ザ・ミュージアムで開催へ。両大戦間のパリ芸術界を俯瞰

Bunkamura ザ・ミュージアムで2023年2月14日より、「マリー・ローランサンとモード」が開催される。マリー・ローランサンとココ・シャネルを軸に、両大戦間パリの芸術界を俯瞰するものだ。

 2つの世界大戦に挟まれた1920年代のパリで一際大きな輝きを見せたふたりの人物、マリー・ローランサンとガブリエル・シャネル。両者を軸にした展覧会「マリー・ローランサンとモード」が、Bunkamura ザ・ミュージアムで2023年2月14日より開催される。

 ともに1883年に生まれたローランサンとシャネルは、 大戦後の自由な時代を生きる女性たちの代表ともいえる存在だった。ピカソやブラックとの交流から初期にはキュビスムの影響色濃い作風だったものの、後にパステル調の淡い色調と優美なフォルムが特徴の女性的な作風へと変化し、女性的な美をひたすら追求したローランサン。いっぽうのシャネルは、男性ファッションやスポーツウェアヘの接近さえ試み、モード界に革命をもたらした。

 本展は、 オルセー美術館やマリー・ローランサン美術館など国内外のコレクションから約100点を展示。美術とファッションの境界を交差するように生きたふたりの活躍を軸に、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、 そしてバイアスカットを駆使したマドレーヌ・ヴィオネなど、同時代を彩った人々との関係にも触れながら、モダンとクラシックが絶妙に融合する両大戦間パリの芸術界を俯瞰するものとなる。

編集部

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