アーティゾン美術館のモネ展、再度延期に。開幕は今年10月を予定

アーティゾン美術館で5月29日〜9月10日に開催予定だった「クロード・モネ-風景への問いかけ」展が、日仏の新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、再度延期となった。変更後の会期は10月2日〜2022年1月10日。

クロード・モネ 睡蓮 1903 カンヴァスに油彩 石橋財団アーティゾン美術館蔵

 アーティゾン美術館で5月29日~9月10日に開催を予定していた「クロード・モネ-風景への問いかけ」展。2020年に一度延期となった本展が、新型コロナウイルスの影響で再度延期を決定した。変更後の会期は10月2日~2022年1月10日。

 主催のアーティゾン美術館と日本経済新聞社は、オルセー美術館、オランジュリー美術館とともに本展の開催に向けて協議を重ねてきたが、日仏の感染状況に鑑みて今回の延期が決定。フランスの重要作品を万全の体制によって理想的なラインナップで公開するための、やむをえぬ変更となった。

クロード・モネ サン=ラザール駅 1877 カンヴァスに油彩 オルセー美術館蔵
Photo (C) RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Benoît Touchard / distributed by AMF

 本展では、網羅的なモネのコレクションを持つオルセー、オランジュリー両美術館との共同企画により、日本初公開の22点を含む62点のモネ作品を紹介。モネが過ごした時代と場所から「睡蓮」の連作へとつながる過程をたどり、その「風景画」の全貌を明らかにしようとする展覧会だ。

 なお新型コロナウイルスの影響により、今年は本展のほか、国立新美術館で3月から予定されていた「カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展」の中止、東京オペラシティ アートギャラリーで4月から開催予定だった「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」の延期などが発表されている。

編集部

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