京都のアートホステル「kumagusuku」がリニューアル。12店舗入居の小規模アート複合施設に

「展覧会の中に宿泊し、美術を“体験”として味わうための宿泊型のアートスペース」をコンセプトにする京都のアートホステル「kumagusuku」がリニューアル。3月6日に新たな形態でオープンする。

kumagusuku

 「展覧会の中に宿泊し、美術を“体験”として味わうための宿泊型のアートスペース」をコンセプトに2015年、京都にオープンした 「KYOTO ART HOSTEL kumagusuku」が今年リニューアルオープンする。

 dot architectsが設計を手がけたkumagusukuは、最大定員8名の小規模宿泊施設として運営され、年1回のペースで展覧会も行ってきた。しかしながら昨年、アートホステルとしての営業は終了。3月6日に新たなスタートを迎える。

 リニューアルでは、客室や浴室やキッチン、共用部あるいは宿の機能を担っていた部屋のひとつひとつが小さなショップに転換。全部で12店舗が入居する小規模アート複合施設となる。入居店舗は「räume.spaces」(ブックアート)、「物と視点」(美術)、「或日」(音楽)、「Mapped Studio」(パフォーマンスアート)、「只本屋」(本)など。

 なおリニューアルオープンを記念し、館内では2つの展覧会を開催。kumagusuku1階の半外空間「Mapped Studio」では、京都市立芸術大学大学院を修了したばかりの岩井春華が電子制御された装置や映像を中心に構成したインスタレーションを展開。またkumagusuku2階の「物と視点」では、作家の作品だけでなく素材や道具や廃材なども作品と等価に扱い展示するグループ展「物と視点」が開催される。

編集部

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