NHKが2021年2月から放送する大河ドラマ「青天を衝け」。その題字を、現代美術家・杉本博司が手がけたことが発表された。
「青天を衝け」は大河ドラマ第60作の節目の作品。主人公は新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一で、吉沢亮が演じる。
杉本が手がけた題字は、力強く上へと向かうような筆致が特徴的だ。杉本はこれについて、次のようなコメントを発表している。「今回その江戸時代が開けて明治になる、その新しい時代へと向かう光を意識して題字に挑みました。渋沢栄一が見たヨーロッパ、そしていち早くその文化と経済の真髄を見抜いた慧眼。まさに近代日本という青天を開くために暗雲の江戸を衝つき、輝かしき万札の顔となる人物。その人にふさわしき題字を心に描き、運筆いたしました」(公式サイトより一部抜粋)。