文部科学省は9月30日、新型コロナにおける文化芸術活動従事者への影響と活動実態を調査するため、「文化芸術活動に携わる方々へのアンケート」を開始した。回答期限は10月13日まで。
文科省は、このアンケート実施の背景について「この機にこれまでしっかりと把握していなかった文化芸術の担い手である芸術家等の実態をとらえ、『新たな生活様式』のもとでの芸術家等活動基盤を強化していくため」としており、収入を含めた新型コロナによる芸術家等への影響、活動領域を含めた芸術家等の活動実態、そして必要な施策などについて、それぞれ回答を求めている。
対象となるのは文学、音楽、演劇、舞踊、伝統芸能、大衆芸能、美術・写真・デザイン、美術、写真、メディア芸術、生活文化・国民娯楽などの分野の活動に関わる芸術家、実演家、教授・指導者、制作・技術スタッフ。
こうした実態調査の結果は、今後文科省および文化庁がどのようなコロナ対策を打ち出していくかにも影響を与えることが考えられる。