車内に現代美術作品を設置し、「世界最速の芸術鑑賞」をキャッチフレーズに2016年より上越新幹線で運行してきた「GENBI SHINKANASEN(現美新幹線)」の運行が、12月19日に終了することが発表された(12月20日に旅行商品専用臨時列車としてラストラン)。
「GENBI SHINKANASEN」は上越新幹線の越後湯沢と新潟のあいだで、臨時列車「とき」号として運行。車体外装には蜷川実花による写真作品をあしらい、車内は松本尚、小牟田悠介、古武家賢太郎、石川直樹、荒神明香、AKI INOMATAが手がけた空間や作品が展示されている。また、コーヒーなどを提供するカフェや、現代美術と触れ合えるキッズスペースも用意されている。
8月1日から12月までの最後の運行では、土日祝日を中心に、上り下り各3本が臨時列車として設定される。詳しくはJR東日本のウェブサイトを確認してほしい。
なお「GENBI SHINKANSEN」を企画運行するJR東日本新潟支社の広報担当者によると、車両や車内作品の処遇は現在のところ未定とのこと。今後の方針が発表され次第、続報する。