2020.5.22

東京都が休業要請緩和のロードマップを発表。国の緊急事態宣言の解除とともに博物館・美術館を緩和

東京都の小池百合子都知事は、先週発表したロードマップの骨格に基づき、休業要請緩和のステップを発表した。博物館・美術館の開館が可能となるステップ1には、国の緊急事態宣言解除に伴って移行するとした。

東京都庁 (C)photoAC
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 東京都の小池百合子知事が、5月22日の定例記者会見で休業要請緩和のロードマップを発表した。内容は先週のロードマップの骨格と大きく変わらず、7つのモニタリング指標が一定の基準値を下回った場合、次のステップへ移行する。

発表された休業要請緩和のステップ

 現状はステップ0となっており、次のステップ1では博物館・美術館の休業要請を緩和するとしている。ステップの移行は2週間単位をベースに状況を評価して判断するとしているが、いっぽうでステップ1に関しては、国の緊急事態宣言の解除に伴って移行するとした。現在、25日にも国が首都圏の緊急事態宣言を解除するとの報道もあり、仮に25日に解除されれば26日より博物館・美術館の休業要請が解除されることとなる。

 すでに緊急事態宣言の解除を見越して、都内の国立美術館では6月中に再開する方向で調整が進んでる。仮に26日にステップ1に移行すれば、今後の再開に向けてさらなる弾みがつきそうだ。