『美術手帖』3月号は世界が熱狂する草間彌生を特集

『美術手帖』の最新号、特集「草間彌生」が2月17日に発売された。東京・六本木にある国立新美術館で待望の展覧会「わが永遠の魂」が開幕する草間彌生と、草間彌生ら先達が切り拓いた地平を未来につなぐ現代の女性ペインターを紹介する。

『美術手帖』3月号より

 東京・六本木の国立新美術館で、待望の展覧会「わが永遠の魂」を2月22日より開幕する草間彌生。同展は、2009年よりスタートした最新絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、初期から現在に至る創作活動の全貌を紹介する、国内では過去最大級の個展となる。展覧会に先駆けて発売される『美術手帖』3月号では、世界各地で展覧会を成功させ、入場者数を更新し続ける草間の、世界的な人気のひみつを紐解く。また草間彌生から読者への最新メッセージも掲載。すでに半世紀以上のキャリアを重ねながらも、今日もキャンバスと向き合い絵を描き続ける草間のメッセージは注目だ。

『美術手帖』3月号より

 また、同じく3月号では、「キャンバスを打ち破る、現代の女性ペインターたち」と題し、多様化する現代美術の世界において、いまなお、絵画の新しい可能性に挑戦している女性ペインターを紹介する。90年代、ロックスターやセレブを描いた肖像画で、ニューヨークのアートシーン彗星のごとく現れたエリザベス・ペイトン(美術館個展「Still life 静/生」が5月7日まで、東京・原美術館で開催中)のロング・インタビューをはじめ、新世代の女性ペインター7名のインタビューを掲載。時代を推し進める表現はどのように生まれるのか。彼女たちの、キャンバスと向き合う真摯な姿勢とその活動を紹介し、現代絵画の、これからの可能性を探る内容となっている。

『美術手帖』3月号より

編集部

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