国立新美術館、新館長に逢坂恵理子が就任。横浜美術館とは兼務

東京・六本木の国立新美術館が、同館新館長として逢坂恵理子が10月1日付で就任したことを発表した。

 

逢坂恵理子 撮影=鈴木理策

 東京・六本木の国立新美術館は、10月1日付で新館長に逢坂恵理子が就任したことを発表した。

 逢坂恵理子は東京都生まれ。国際交流基金、ICA名古屋を経て、1994 年より水戸芸術館現代美術セン ター主任学芸員。97 年から2006年まで、同センターで芸術監督を務めた。その後、2007年から09年1月まで森美術館のアーティスティック・ディレクターを務め、09年4月より横浜美術館館長。横浜美術館館長の職は、2020年3月まで兼務となるという。

 これまで、第3回アジア・パシフィック・トリエンナーレ(1999)日本部門コーキュレーターをはじめ、第49回ヴェネチア・ビエンナーレ(2001)日本館コミッショナーのほか、第4回から第7回の横浜トリエンナーレにおいて総合ディレクタ ー、横浜トリエンナーレ組織委員会委員長、コ・ディレクター、横浜トリエンナーレ組織委員会副委員長を務めるなど、多くの現代美術国際展を手がけてきた。

 なお同館で今後予定されている展覧会は次の通り。「カルティエ、時の結晶」(2019年10月2日〜12月16日)、「日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念 ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵 ブダペスト──ヨーロッパとハンガリーの美術400年」(12月4日〜2020年3月16日)、「ここから4―障害・表現・共生を考える5日間」(12月4日〜12月8日)、「DOMANI・明日2020 日本博スペシャル展─文化庁新進芸術家海外研修制度の成果」(2020年1月11日〜2月16日)、「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」(2020年3月11日〜6月1日)、「ファッション イン ジャパン 1945-2020─流行と社会」(2020年6月3日〜8月24日)、「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮 2020」(2020年7月8日〜9月22日)。

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