次回で7回目となるアジア最大級のアートフェア、アート・バーゼル香港が、2019年の出展ギャラリーのリストを発表した。19年3月29日から31日まで開催されるフェアでは、36の国と地域から242のギャラリーが集結。
メインセクションとなるギャラリー部門では、196の世界有数のギャラリーが絵画、彫刻、インスタレーション、写真、ビデオなど様々なメディアの作品を展示する。また、19年はギャラリー部門で個展形式の展示も行われ、クリストファー・ウールや劉小東(リウ・シャオドン)、サイモン・スターリングなどのアーティストが新作を発表する。
このほか、欧米のアートシーンに大きな影響を与え、ブルース・コナーやダン・ウォルシュらが所属するポーラ・クーパー・ギャラリー、ジェフ・クーンズやトーマス・シュトゥルートらが所属するマックス・ヘッツラーなど21のギャラリーが初登場となる。
「インサイト」は、アジアとアジア太平洋地域の重要なアーティストの作品を通して、アジア美術の歴史を示すセクションだ。このセクションでは、21のギャラリーが個展あるいは2人展形式のテーマ展示を行う。
そのほか、若手アーティストを個展形式で紹介する「ディスカバリー」には25のギャラリーが参加。加えてプロジェクトベースの「キャビネット」「エンカウンターズ」や「フィルム」、「カンバセーションズ」などのセクションも例年通り展開される。
なお、アート・バーゼルに合わせ、19年3月には香港のアジア・アート・アーカイブや香港アート・センター、M+パビリオン、Para Siteなどでも、多彩な展覧会が開催される。こちらも合わせてチェックしたい。