村上隆の大作も。中国本土最大級のアートフェア「ウェストバンド・アート&デザイン」のここに注目

中国本土最大級のアートフェア、「ウェストバンド・アート&デザイン」が11月8日から11日まで上海のウェストバンド・アートセンターで開催される。5周年を迎える今年のフェアでは、村上隆や草間彌生をはじめ、約500人の国際的なアーティストの作品が集結。

村上隆 雲龍図 © 2010 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved

 中国本土最大級のアートフェア、「ウェストバンド・アート&デザイン」が11月8日から11日まで上海のウェストバンド・アートセンターで開催される。今年のフェアでは、村上隆の18メートル《雲龍図》や草間彌生の《ドッツ・オブセッション》のほか、ジェームズ・タレルによる「光」の作品など、約500人のアーティストの作品が展示される。

 5周年を迎える今年のフェアは、初めて「ダブルホール」という形式で開催される。従来のウエストバンド・アートセンター・ホールAに、9月に完成した約1万平米の新たな会場に加え、今年の総展示面積は2万平米を超える。この2つの会場に、アジア、ヨーロッパ、北米の110以上のギャラリーが集結する。

ウェストバンド・アートセンター外観 Courtesy of West Bund Art & Design

 2016年にローンチされた「Xiàn Chǎng(現場)」というセクションは、フェアの代表的なセクションのひとつであり、アーティストが会場内外のパブリックエリアにあわせて制作した作品を展示するプログラムだ。

 このセクションでは今年、村上隆やローレンス・ウィナーのほか、イギリス出身のアーティスト、セリス・ウィン・エバンスによる大規模なインスタレーション作品《ネオン・フォルム(アフター・ノー)》、韓国の崔正化(チェ・ジョンファ)による《フルーツの木》など、多彩な作品が展示される。

セリス・ウィン・エバンス ネオン・フォルム(アフター・ノー) 2018

 また、中国最初のビデオアート作品に敬意を表すため、「DREAM Video 100」というセクションが今年からスタート。このセクションでは、張培力(ジャン・ペイリー)が1988年に制作した作品《30x30》をはじめ、中国および世界中の90人以上のアーティストによる100点以上のビデオ作品が毎日12時間にわたって上映される。

 国際レベルのアートを満喫できる今回のフェアに足を運びたい!

編集部

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