多くのアーティストが制作拠点とする神奈川県相模原市で2013年にスタートし、今年で6回目の開催となる「SUPER OPEN STUDIO 2018」。このイベントは、アーティストが相互にネットワークをつくり、作品を制作することやこれからの活動を考えるとともに、年に1度スタジオ同士をつなぎ、一斉に公開するというものだ。
参加するのはTANA Studio(井出賢嗣、川名紀子、斎藤玲児、中村太一)、LUCKY HAPPY STUDIO(片山真妃、北村拓之、小林丈人、高山陽介、千葉正也、長谷川友香、堀ななみ、宮本穂曇、渡壁遥)、REV(小山維子、木下直耶、佐々木耕太、佐藤修康、千原真実、松本菜々、水口鉄人、宮腰梨実、山根一晃)、SPECIAL FEELING STUDIO(石居真信、榎本耕一、大野晶、万代洋輔、三野舞果)など24のスタジオ。総アーティスト数は120名にものぼり、ワークショップやトークなどの関連イベントも多数行われる。
また10月13日〜11月4日にかけては中村史子(愛知県美術館学芸員)キュレーションによる「野分、崇高、相模原」展も開催。本展には、大槻英世、小田原のどか、片山真妃、斎藤玲児、佐々木耕太、高山陽介、中野浩二、水上愛美、山根一晃が参加する。
イベントを訪れるにあたり「ひとりでの参加が不安」「交通手段がわからない」「どのスタジオから見ていいかわからない」といった参加者へのおすすめとして、アーティストが案内するバスツアー(ウェブ事前予約制・無料)などもある。
いままさに生まれ出ようとする作品や、アイデアのかけらがそこかしこにあるスタジオの様子を見ることができるこのイベント。美術館やギャラリーと一味違う、特別な体験となるだろう。