フェンディ本社の屋上から放たれたメッセージとは?
「F IS FOR…」が1周年

イタリアのファッションブランド・フェンディが運営するミレニアル世代へ向けたデジタルプラットフォーム「F IS FOR…」が今月で1周年を迎える。これを記念して、世界6ヶ国のストリートアーティストによる新プロジェクト「ザ・リング・オブ・フューチャー」が発表された。

 イタリア・ローマを代表するファッションブランドであるフェンディは、2017年2月、ミレニアル世代によるミレニアル世代のためのデジタルプラットフォーム「F IS FOR… (エフ・イズ・フォー…)」を立ち上げ、様々なコンテンツを発信してきた。

 

 この「F IS FOR…」が1周年を迎えたことを記念して、世界中から集まった国籍の異なる6人のストリートアーティストによる新プロジェクト「ザ・リング・オブ・フューチャー」が発表された。

 フェンディの本社社屋「イタリア文明宮」の屋上に集まったのは、イギリスのゲイリー、イランのケイヴ、アメリカのヒレル・スミス、香港のロエス、日本のキャスパー、韓国のジョダエの6人。大きなイエローの円の中に、自国の言語で「FUTURE」という単語を描き、それぞれの文化が融合するかのようなループをかたちづくった。「FUTURE」という言葉は、「文化的な障壁や相違を克服しようという新世代の希望」を体現している。

 

 17年6月には、同じ場所で、ロシア出身のカリグラフィーアーティスト、ポクラス・ランパスがイタリア最大のカリグラフィティを描き話題となった。F IS FOR…と新世代のアーティストたちとのコラボレーションに今後も注目したい。

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