荒木経惟が見つめる生と死。幽明の花園を描く個展「花幽園」開催

写真家の「アラーキー」こと荒木経惟が、南青山のRAT HOLE GALLERYで個展「花幽園」を開催、最新作のカラー写真約60点を発表する。会期は7月14日〜8月31日。

荒木経惟 「花幽園」より 2017 C-print 1000 x 1230 mm

 77歳を迎えた今年、次々と展覧会を開催し新作を発表し続けている荒木経惟。7月には、「写狂老人A」(7月8日〜9月3日、東京オペラシティ アートギャラリー)や「センチメンタルな旅、1971-2017-」(7月25日〜9月24日、東京都写真美術館)といった大型展覧会の開幕も控えている。

 RAT HOLE GALLERYで11回目の個展となる本展では、最新作のカラー写真約60点を展示する。新作シリーズ「花幽園」で、荒木は、枯れゆく定めにありながら咲き乱れる花々を、なまめかしい人形や異界を感じさせる怪獣とともに写し取った。大病を乗り超え、より一層鮮明になった荒木の「生と死」に対する関心が、官能的かつユーモラスに表現された作品となっている。

荒木経惟 「花幽園」より 2017 C-print 1000 x 1230 mm

編集部

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