「森アートアワード2026 グランプリ受賞記念展:片山真理」が森美術館で開催へ

森現代芸術財団(MoriCAF)と森美術館は、「森アートアワード2026」の初代グランプリ受賞者である片山真理の受賞記念展を開催する。会期は10月31日から2027年3月28日まで。

片山真理《tree of life #001》(2024) Cプリント(手焼き) Courtesy: Galerie Suzanne Tarasieve, Paris; Yutaka Kikutake Gallery, Tokyo

 森現代芸術財団と森美術館は、「森アートアワード2026」の初代グランプリ受賞者である片山真理の受賞記念展を森美術館小企画展示室で開催する。会期は10月31日から2027年3月28日までで、同館で開催される「森万里子:燦燦」と同時開催となる。

 「森アートアワード」は、2025年に設立された森現代芸術財団による新たな表彰制度。国内外で活動する日本人、あるいは日本と深い関わりを持つ中堅アーティストを対象とし、過去2年間に発表された展覧会や作品をもとに選考を実施。グランプリ受賞者には賞金1000万円と、森美術館との共催による個展開催の機会が与えられる。

 初代グランプリに選ばれた片山真理は1987年群馬県生まれ。手縫いのオブジェを起点に、セルフポートレイト、映像、インスタレーションなど多様なメディアを横断しながら、身体と社会の規範、自然と人工の境界を問い続けてきた。2011年からは義足用ハイヒールの制作・普及を目指す「ハイヒール・プロジェクト」を展開するなど、作品制作にとどまらない活動でも注目を集めている。2020年に第45回「木村伊兵衛写真賞」を受賞

 近年は国際舞台での活躍も著しく、テート・モダン、ヨーロッパ写真美術館、第58回ヴェネチア・ビエンナーレなどで作品を発表。2025年にはヴィクトリア&アルバート博物館の「Photography Now: パラソル財団女性写真家プロジェクト」に参加し、作品が同館コレクションとして収蔵された。

 本展では、ヴィクトリア&アルバート博物館に収蔵され、国際選考委員会から高く評価された近作「tree of life」シリーズ(2024〜)を中心に構成されるインスタレーションを展示する。

 森美術館はこれまで「六本木クロッシング2016展」で片山を紹介しているが、今回の受賞記念展は、国際的な評価を獲得した現在地を示す機会となるだろう。

編集部

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