イタリア館の《ファルネーゼのアトラス》、大阪市立美術館で展示へ。ダ・ヴィンチ手稿も新たに日本初公開【3/3ページ】

なぜ実現?

 7月頃にイタリア館側からオファーがあり、大阪市立美術館の特別展室の半分が空いていたことから実現した今回の展覧会。マリオ・ヴァッターニ大阪万博イタリア政府代表は、本展の開催に際して「万博のレガシーを伝えるものであり、普遍的な文化の勝利の証」とコメント。また横山英幸大阪市長も「万博のレガシーとして美術展ができることを嬉しく思う」と喜びを語った。

 連日長蛇の列を記録してきたイタリア館。本展はイタリア館を諦めざるを得なかった人々にとっても絶好の機会となるに違いない。

イタリア館の記者会見より、ポスターを挟んで左が大阪万博イタリア政府代表のマリオ・ヴァッターニ、右が大阪市の横山英幸市長