今井俊介は、鮮やかな色のストライプや円で構成された三次元的な絵画を特徴とする画家。色や形、構図といった絵画の基本的な要素に対する考察から生まれる彼の作品は、平面の絵画の可能性と「観ること」の不確実性を鑑賞者に問いかける。
これまでの主な展覧会は、「パースペクティヴ(1)」(2017年、インターメディアテク)、「VOCA展2015 現代美術の展望 ー新しい平面の作家たち」(2015年、上野の森美術館)、「絵画の在りか」(2014年、東京オペラシティアートギャラリー)、「第8回 shiseido art egg 今井俊介 “range finder”」(2014年、資生堂ギャラリー)など。ハギワラプロジェクツでの個展は、3年ぶりとなる。
近年、ファッションブランドとのコラボレーションや、大型壁面作品の制作、映像作品の発表など活動の場を広げている今井が、本展では原点である平面作品に立ち戻り、新作のペインティングを発表する。