シー・チェンの日本初個展「Mythos in Ink: A Symphony of Creatures and Contradictions」がCALM & PUNK GALLERYで開催。長編作品の上映も

中国を拠点にアニメーション制作を中心に活動するシー・チェンの日本初個展「Mythos in Ink: A Symphony of Creatures and Contradictions」(「インクに潜む神話 :クリーチャーと矛盾のシンフォニー」)がCALM & PUNK GALLERYで開催中。会期は2月25日まで。

『鶏の墳丘』メインビジュアル

 中国を拠点にアニメーションを中心として活動するアーティスト、シー・チェンの日本初個展「Mythos in Ink: A Symphony of Creatures and Contradictions」(「インクに潜む神話 :クリーチャーと矛盾のシンフォニー」)が、CALM & PUNK GALLERYで開催されている。会期は2月25日まで。

展覧会メインビジュアル

 シー・チェンは1985年生まれ。画家/インディペンデント・アニメーション監督。2013年に短編アニメーションの制作を始め、コンセプトアートからストーリー、アセット制作、音響、アニメーションの全フレーム、最終的なDCPにいたるまで、すべて一人で長編アニメーションを制作できる数少ない人物のひとりだ。これまでに余徳耀美術館(上海)、東京写真美術館(東京)、West Bund Art Center(上海)、上海ヒマラヤ美術館、OCAT上海、CAFA Art Museum(北京)、K11(上海)、Boers-Li Gallery(北京)などで展示を行っており、近年は、国際的な映像祭で数多くの入賞し、2022年には『鶏の墳丘』でSeoul Indie-AniFest 2022の審査員特別賞を受賞した。

『鶏の墳丘』より

 絵画、イラスト、ドローイング、フィギュア、アニメーションなど横断的なメディウムで表現を続けており、その作品は変化し続ける中国社会や、現代社会における個人の信条の移り変わりを反映していると評価される。

『鶏の墳丘』より

 本展は、ここ数年で制作された5つの短編アニメーション作品とビデオアートに加え、2010年代のドローイング作品、フィギュア作品で構成され、その活動の全体像を見ることができる展覧会となる。

『鶏の墳丘』より

 なお、2月17日〜23日には、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで毎日16時30分から長編『鶏の墳丘』が上映されている。

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