長野県松本市の建築とアートを同時に楽しめる「マツモト建築芸術祭」が今年、3回目の開催を迎える。
同芸術祭は、セノグラファーとして活動するおおうちおさむが総合ディレクターとなり、「名建築にアートが住み着くマツモトの冬。」をコンセプトに2022年にスタート。来場者数はこれまで2回で延べ6万5000⼈(22年)、延べ8万1500人(23年)を記録している。
松本市の中心部に数多く存在するノスタルジックな建築と、そこにインストールされた現代美術が共演するこの芸術祭は、松本の芸術文化振興や観光の付加価値を高めることに加え、取り壊されてしまう歴史ある建築を生きたかたちで活用することを目指してきた。
今年は「マツモト建築芸術祭2024 ANNEX」と題し、松本城内に位置する旧松本市立博物館をメイン会場として開催予定。同館の取り壊し前に開催される最後のイベントとなる。そのほかの会場は新松本市立博物館1Fおよび信毎メディアガーデン。詳細は今後の発表を待ちたい。