1970年の大阪万博の跡地を整備した大阪・吹田市の万博記念公園を象徴する存在である、岡本太郎の《太陽の塔》。ここでアーティスト・村松亮太郎のアートオブジェ《DANDELION》が12月1日より週末を中心に展開される。
村松は1971年大阪府出身。アートプロジェクトを手掛ける1997年にNAKED, INC.を設立以来、映像や空間演出、地域創生、伝統文化など、あらゆるジャンルのプロジェクトを率いてきた。
村松による「DANDELION PROJECT」はタンポポのアートオブジェ《DANDELION》を世界各地に設置し、平和の象徴である花を世界中に咲かせていくプロジェクト。作品にスマートフォンをかざし、平和への願いをデジタルのタンポポの綿毛に乗せて飛ばすと、同作が設置されている世界各地にリアルタイムで届けることができる。本作はこれまで、東京、上海、パリ、サンフランシスコなど世界54箇所で展示されてきた。
今回は高さ約70メートルの《太陽の塔》の北側にある黒い太陽の前に展示される。なお、本プロジェクトは万博記念公園で開催される「イルミナイト万博~2023 WINTER~」の1企画となっている。