2023.2.17

第26回TARO賞は岡本太郎賞、敏子賞ともに受賞者なし。4人が特別賞を受賞

岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称「TARO賞」)。その第26回の受賞者が発表された。

岡本太郎
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 岡本太郎の精神を継承した岡本敏子によって創設され、毎年、自由な発想で芸術の新しい側面を切り開くアーティストを顕彰してきた「岡本太郎現代芸術賞」(通称「TARO賞」)。その第26回の受賞者が2月18日に発表された。

足立篤史《OHKA》

 今回は昨年を上回る595点の応募があり、そのなかから23名が入選。最終審査を経て大賞となる岡本太郎賞、そして岡本敏子賞は受賞者なしとなった。特別賞は足立篤史、澤井昌平、関本幸治、レモコ-レイコが受賞した。

澤井昌平《風景》

 審査員は椹木野衣、山下裕二、和多利浩一、平野暁臣(岡本太郎記念館館長)、土方明司(岡本太郎美術館館長)の5名が務め、特別賞の各受賞者には賞金15万円が送られる。

関本幸治《1980年のアイドルのノーバン始球式》

 本賞の入賞者・入選者の作品を展示する「第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO展)」が、2月18日〜4月16日まで、川崎市岡本太郎美術館で開催される。

レモコ-レイコ《君の待つところへ》