パリを拠点に活動するジュリアン・コロンビエの個展「Hopepunk」が、ファッションを中心としたプロジェクトを展開するHender Scheme(エンダースキーマ)が運営する東京・蔵前のオルタナティブスペース「隙間」で、開催される。会期は5月20日〜28日。
コロンビエは1972年生まれ。黒いキャンバスにパステルやチョーク、アクリルを用いて絵画を描くことで知られている。幾何学的なモチーフや植物などを反復的に描き、緻密に圧縮することで、その画面は具象的でありながらもグラフィカルな抽象性を持つ。近年はファッションや工芸など、美術とは異なる分野とも積極的にコラボレーションを行っている。
「Hopepunk」は国内では2016年以来となるコロンビエの個展で、今回のために新たに制作された新作を発表する。日本で経験した出来事や日本と自身との関係、それらの影響を探るようにつくられた作品が並ぶ予定だ。
コロンビエは本展に際して、下記のようにステートメントでコメントしている。
私は、ずっと「日本」からインスピレーションを受け続けている。今回の展示によって、長い年月を経て、東京に戻ることができたことは喜ばしい事実だ。最後の日本での展示は2016年であり、それ以来、幸運にもカルチャーを発信する施設やメゾンブランドでの個展など、さまざまなプロジェクトに携わってきた。私は、これら全てから受け取った影響を作品の発展に還元し、皆さんにその成果を発表する。
(プレスリリース掲載のステートメントより)