大阪の国立国際美術館が、同館館長と研究員たちの研究や過去に実施された事業、現在の関心に焦点を当てた連続トーク「NMAO トーク・マラソン2022」を9月10日と11日の2日間、国立国際美術館と同館公式YouTubeチャンネルでのオンライン配信にて開催する。
国立国際美術館は1977年に国内では4館目の国立美術館として万博公園跡地に開館し、2004年には現在の大阪・中之島に移転し事業を続けている。その活動を支える研究員の研究は、現代美術を基軸とする作家や作品、動向等について、またコレクション管理、保存修復科学、教育普及、博物館学など、多岐にわたる。
今夏、同館は展示室内の空調設備更新工事のために2ヶ月半ほど臨時休館しているが、研究員の地道な研究等の活動は続いている。多彩なゲストを迎える今回のトークイベントを通じて、これまでの研究の蓄積、そして当館の今後の更なる活動の萌芽を感じることができるだろう。
登壇者は、中村茜(パフォーミングアーツ・プロデューサー/株式会社precog代表取締役)×島敦彦(同館館長)、トビアス・バーガー(大館現代美術館館長)×植松由佳(同館学芸課長)、中西學(現代美術家)×安來正博(同館上席研究員)、端山聡子(横浜美術館教育普及グループ教育プロジェクトチームリーダー/主任学芸員)×藤吉祐子(同館主任研究員)、千葉雅也(立命館大学大学院先端総合学術研究科 教授)×橋本梓(同館主任研究員)、福尾匠(日本学術振興会特別研究員/哲学研究者・批評家)×福元崇志(同館主任研究員)、O JUN(画家)×小川絢子(同当館研究員)、箭内匡(東京大学 大学院総合文化研究科 超域文化科学専攻教授)×田中晋平(同館客員研究員)、キム・ヘジュ(釜山ビエンナーレ2022 芸術監督)×馬定延(同館客員研究員)。