東京・馬喰町のギャラリー「PARCEL」が、隣接するビルに新たなスペース「parcel」を2月26日にオープンさせる。
「PARCEL」は2019年6月に馬喰町のDDD HOTELの一角に開廊し、もとは立体駐車場だった空間で国内外の作家を紹介してきた。ディレクターは佐藤拓、プログラム・アドバイザーはSIDE COREの高須咲恵が務めている。
新スペース「parcel」は「PARCEL」の裏手にオープンする「まるかビル」の2階に入居。「PARCEL」とは異なるプログラムで年間を通して展覧会を行っていく予定だ。
「parcel」のこけら落としとなるのは、イギリス生まれで日本を拠点とするアーティスト、ラッセル・モーリスの個展「Insect Technology and Other Small Things」だ。
モーリスは1975年イギリス生まれ。ヨーロッパにおけるグラフィティ文化から発祥したムーブメント「Comic Abstraction」の第一人者であり、ファッションブランド「GASIUS」のディレクターとしても知られている。アニメーションやコミックの要素を取りれながら、抽象絵画、立体・平面コラージュ、彫刻、写真などを用いた作品を制作しており、世界各国で作品を発表してきた。
今回の個展「Insect Technology and Other Small Things」では、昆虫のかたちを抽象化し、その造形パターンをサンプリング/リミックスして制作した大型絵画とコラージュのシリーズを発表する。