長谷川祐子がキュレーション。台湾と日本のコレクターが選ぶ「マイコレクション」展

東京・天王洲のT-Art Galleryと虎ノ門の台湾文化センターで3月16日より、「マイ・コレクション展―感性の寄港地―」展が開催される。寺田倉庫に作品を保管している日本と台湾のコレクターのコレクションを展示。

鄧兆旻 He yelled with all heart three times his own name, the only thing his absent father left behind.  2013 Courtesy of the artist and TKG+, Taipei

 天王洲に本社を構える寺田倉庫は近年、この地域をアートの発信地・集積地とする「TERRADA ART VILLAGE」の構想のもと、2016年9月にギャラリービル「TERRADA Art Complex」をオープンさせるなど、多様なアート事業を展開している。

 本展はその一環としての開催で、寺田倉庫に預けられている現代美術作品のなかから、日本のアートコレクターが保有する台湾人アーティストの作品、台湾のアートコレクターが所有する日本人アーティストの作品を紹介するというコンセプトの企画だ。

 キュレーションを担当するのは東京都現代美術館参事で、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授を務めるキュレーター・長谷川祐子。東京湾、羽田空港という2つの「港」にほど近い天王洲を、日本と台湾の文化が交錯する「感性の寄港地」にたとえ、コレクションを新しい切り口から紹介する。国内からは、夫婦で作品をコレクションする白木聡・鎌田道世、IT企業に勤めながらコレクターとしても活動する宮津大輔らが参加する。

編集部

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