寺田倉庫がコレクターから預かり保管している作品を公開し、その価値と魅力を広く発信する現代美術のコレクターズミュージアム「WHAT」。同館で大林組の会長であり、国際芸術祭「あいち2022」の組織委員会会長も務める大林剛郎のコレクションを展示する3つの展示「安藤忠雄 描く」「都市と私のあいだ」「Self-History」が開催される。会期は2021年9月25日〜2022年2月13日。
「安藤忠雄 描く」は、建築家・安藤忠雄の平面作品に着目したコレクションを展示。また「都市と私のあいだ」は、アーティストがさまざまな視点で都市をとらえた写真を、「Self-History」では40点以上の貴重な現代美術作品を展示する。これら3つの展示を通して、大林コレクションの変遷に迫るとともに、収集作品群への多角的なアプローチを試みる。
なかでも「安藤忠雄 描く」では、上海ビエンナーレ（2000）で制作された、長さ10メートルの《ベネッセハウス-直島コンテンポラリーアートミュージアム》のドローイングや、日本初公開となる初期建築作品のスケッチ、未完のプロジェクト《宇都宮プロジェクト》や《中之島プロジェクトⅠ（大阪市役所）》を含む平面作品を展示する。
なお、「都市と私のあいだ」「Self-History」の詳細については順次発表する予定だ。
