若冲《仙人掌群鶏図》も。「『巨大映像で迫る五大絵師』−北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界−」が7月に開催決定

昨年7月から延期となっていた「『巨大映像で迫る五大絵師』-北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界-」展の開催が決定。新たに伊藤若冲の作品がラインナップに加わる。会期は7月16日〜9月9日。

展示風景イメージ

 2020年7月から延期となっていた「巨大映像で迫る 北斎/広重/宗達/光琳 ~浮世絵と金屏風の世界~」展。新たに伊藤若冲の作品を加えてさらに内容を充実し、「『巨大映像で迫る五大絵師』-北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界-」として大手町三井ホールでの開催が決定した。会期は7月16日~9月9日。

 本展では、葛飾北斎《冨嶽三十六景》と歌川広重《東海道五拾三次》、俵屋宗達と尾形光琳が描いた2つの《風神雷神図屏風》の競演、そして伊藤若冲の代表作《仙人掌群鶏図》など、日本美術の最高傑作をデジタル技術と映像演出によって公開。

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 作品を3Dデータとして組み上げることで実現したという超高精細なデジタルリマスター化。これによって表現の緻密な違いや、和紙の繊維一本ごとの質感までも立体的に再現されるという。

 会場では、45メートルにおよぶスクリーンに高輝度4Kプロジェクターで映像が投影され、音楽とコラボレーション。ディティールを拡大表示し、解説とともに作品の魅力に迫るプログラムも上映される。

 また5大絵師の代表的な作品に加え、狩野派や平家物語、源氏物語といった豪華絢爛な金屏風など約45作品を紹介。会期中の奇数日・偶数日で作品が変わるダブルプログラムで上映予定となっている。

 巨大な映像空間で北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界を体験できるまたとない機会を、逃さずチェックしてほしい。

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編集部

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