2021.1.8

モネやルノワール、セザンヌも。「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」がBunkamura ザ・ミュージアムで9月開催へ

モネやルノワール、セザンヌをはじめとするフランスで活動した作家28名を紹介する「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。会期は9月18日~11月23日。

アンリ・マティス 室内:二人の音楽家 1923  キャンバスに油彩
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 数多くの名作を抱えるポーラ美術館のコレクション展が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。本展は「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」と題され、同館の西洋絵画コレクションからとくに人気の高いフランスで活動した作家28名による絵画を精選して紹介。化粧道具コレクションと合わせて総数約90件の作品が集結する。会期は9月18日~11月23日。

 展覧会全体に通底するのは、時代を映すファッショナブルな「女性像」、近代化によって大きく変貌する「パリ」、画家たちが旅先で出会った風景や、南仏など重要な制作地をめぐる「旅」という3つのテーマ。これらをもとに、フランスを舞台に活躍した画家たちに焦点を当て、時代や様式を超えて受け継がれる美意識を浮き彫りにしていく。

ピエール・オーギュスト・ルノワール レースの帽子の少女 1891  キャンバスに油彩
フェルナン・レジェ 鏡を持つ女性 1920 キャンバスに油彩

 本展の主な出品作家は、クロード・モネ、ピエール・オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレー、ポール・セザンヌ、ポール・ゴーギャン、フィンセント・ファン・ゴッホ、ピエール・ボナール、アンリ・マティス、ラウル・デュフィ、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、モーリス・ユトリロ、アメデオ・モディリアーニ、マリー・ローランサン、キース・ヴァン・ドンゲン、キスリング、マルク・シャガール。

 印象派からエコール・ド・パリの時代の絵画に、 アール・ヌーヴォーとアール・デコの工芸品を加え、その都会的で洗練された生活や日常、そして風光明媚な土地を表す作品群を存分に楽しむことができる。​

クロード・モネ 睡蓮 1907  キャンバスに油彩
フィンセント・ファン・ゴッホ ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋 1888  キャンバスに油彩