草間彌生や宮島達男、ドナルド・ジャッドも。現代美術の諸潮流をたどる展覧会が静岡県立美術館で開催中

現代アートに焦点を当てた展覧会「パラレル・ヒストリーズ 現代アートの諸潮流」が、静岡県立美術館で開催されている。草間彌生、アンゼルム・ キーファー、白髪一雄、名和晃平、河原温、ドナルド・ジャッド、リチャード・セラ、アニッシュ・カプーア、宮島達男など、世界のアートシーンを牽引してきた作家たちの表現を一望できる。会期は1月11日まで。

宮島達男 LIFE(complex system)- no.1 2017 静岡県立美術館蔵 Courtesy of SCAI THE BATHHOUSE

 次々に新しい傾向が生まれ、多種多様な表現であふれる「現代アート」という表現領域。絵画や立体をはじめ、テクノロジーを駆使した作品など、芸術家の発想によってつねに新しい地平が開かれてきた。

 現在、静岡県立美術館では、現代アートに焦点を当てた展覧会「パラレル・ヒストリーズ 現代アートの諸潮流」が開催されている(〜1月11日)。本展では「絵画という難問」「空間とのかかわり」「地面と重力」「アートの断捨離」「見ることの不思議」「テクノロジー」という6つのテーマを手がかりに、同館所蔵品を中心に精選された作品群によって、現代アートの流れを、いくつもの潮流がより合わさったものとして紹介。

 主な出展作家は、磯辺行久、草間彌生、斎藤義重、辰野登恵子、吉原治良、李禹煥、アンゼルム・キーファー、川俣正、関根伸夫、宮脇愛子、白髪一雄、名和晃平、元永定正、モーリス・ルイス、河原温、高松次郎、ジョセフ・アルバース、ドナルド・ジャッド、ジョゼフ・コスース、リチャード・セラ、大庭大介、アニッシュ・カプーア、中村宏、宮島達男、森万里子、ダレン・アーモンドなど。国内外のアートシーンを牽引する作家たちの作品を通覧できる貴重な機会だ。

モーリス・ルイス ベス・アイン 1958 静岡県立美術館蔵
川俣正 袋井駅前プロジェクト 1988 静岡県立美術館蔵 Courtesy of Art Front Gallery

編集部

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