2年の準備期間を経て東京の銀座中央通りにオープンしたロロ・ピアーナ銀座店。ここでそのオープンを記念した展覧会「An Odyssey of Touch」が期間限定で開催される。会期は10⽉16⽇〜25⽇。
ロロ・ピアーナ銀座店は、日本を代表する建築家のひとりである青木淳の設計によるもので、波打つファサードが印象的な旗艦店。このオープンを記念し、これまで数多くの著名なミュージシャンとともに様々な作品を⽣み出してきた、ロンドンを拠点に活躍するビジュアルアーティスト・Weirdcore(ウィアードコア)によるデジタル・インスタレーションを展示する。会場となるのは、通常メイド・トゥ・オーダーを常設するVIPルームである銀座店の4階だ。
ウィアードコアの名で知られるニッキー・スミスは、⾳と映像を組み合わせた作品を多く⼿がけ、著名なミュージシャンへ作品を提供してきたロン ドンを拠点にするビジュアルアーティスト。これまでレディオヘッドやグウェン・ステファニー、ファレル・ウィリアムスといった世界的アーティストとのコラボレーションを⼿がけてきた。
本展でウィアードコアは、ロロ・ピアーナを象徴する要素である、⼿に触れるという感覚、そして⾃然との関係性を探求。インスタレーション全体を包み込む⾳楽は坂本⿓⼀によるもので、各作品にはイギリスのミュージシャンでありプロデューサーのジョン・ゴスリングが監修した、⾃然界の⾳を重ねた独創的なサウンドが合わせられる。
開催に際してウィアードコアは、「3つのインスタレーションは、⽇本を旅するものとして考えられています。⽇本が誇る、⾮常にシンプルで美しい⾃然、それは ロロ・ピアーナ の最上級の繊維を⽣み出す⾃然への敬意に通じるものがあります。同時に東京という街の、⼈⼯的、未来的な解釈も表現しました」とコメント。
このインスタレーションでは、ロロ・ピアーナのエクセレンス(稀少で究極の素材)に焦点を当て、⾃然の循環とクラフツマンシップが⽣み出す本質的な美しさに光を当てる。