空に浮かぶ存在を描く。福井篤展「 空の何か」“Something in the Sky”が三越コンテンポラリーギャラリーで開催

日本橋三越本店の現代美術ギャラリー・MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY で、福井篤の個展「空の何か」“Something in the Sky”を開催されている。会期は9月21日まで。

福井篤 空の何か Something in the Sky 2019 33.7×33.2cm キャンバスにアクリル

 日本橋三越本店のMITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY で、福井篤の個展「空の何か」を開催されている。会期は9月21日まで。

 福井篤は1966年愛知県生まれで、89年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業。小山登美夫ギャラリーでは2001年に奈良美智キュレーションによるグループ展「morning glory」に出展した後、「アルカディアン」(2019)を含め7度の個展を行っている。

 福井は現在、おもにアクリル絵具を用いて制作を行っている。得意とする人物描写のみならず、近年は風景画も積極的に発表。フリードリヒやファン・エイクを彷彿させる古典性に加え、ポップカルチャー、サイエンスフィクションといった現代的な要素も取り入れてきた。

福井篤 水晶を載せてみる Trying to put a crystal on it 2020 117×130.5cm アクリル・キャンバス

 今回の展示では、空に浮かぶ存在を描くシリーズ「空の何か」を中心に、新作ペインティングやドローイングを発表しているほか、過去に発表された作品のなかから本展のテーマに沿った作品をピックアップして展示。福井の世界観を一望できる展覧会となっている。

 展示テーマである「空の何か」について、福井は次のようなテキストを寄せている。「地球外の、友好的で高次元な文明とオープンに交流できていたとしたら、現在のタイムラインとはちょっとだけ、ちょっとだけど大きく違う世界に、我々は生きていたかもしれません。どこかで見たようだけど我々のとは少し違う世界に生きる人々、その世界を訪れる存在、太古の昔から存在していたはずだけど我々が知ることのなかった場所。そういったものを描いています」。

編集部

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