液体の服、通信する服…… 
KYOTAROがドローイングで表現する「未来人の衣」 

DIESEL ART GALLEY(東京・渋谷)で、ドローイングを中心に活動するアーティスト、KYOTAROによる個展が開催される。「10万年後の世界で、未来人がまとう衣」をテーマにした作品を発表。会期は2月24日〜5月18日。

新作のイメージ © KYOTARO

 KYOTAROは、絵画、マンガ、アニメーションなどを手がける女性アーティスト。神秘的な体験や日常生活で感じる様々な「気配」からインスピレーションを得て、ファンタジックな動物や神々が登場する異世界を、鉛筆の繊細なタッチで描き出す。国内外で展覧会に出品しているほか、国内では「シブカル祭」に参加、写真家・田附勝やファッションブランド「あちゃちゅむ」のデザイナー・しんやまさこらとコラボレーションも行うなど、幅広く活動している。

 7年ぶりの大型個展となる本展「Clad in the Universe—宇宙を纏う」のテーマは、「10万年後の世界で、未来人がまとう衣」。液体や光でつくられた衣服、意識のやりとりや通信ができる衣服などを描いた、SF的な世界観を表現した作品を通じ、未来の生活や世界について考える企画となる。ドローイングを中心とした新作の大型作品13点と、ペイント作品を含む小作品約80点を展示。会場ではオリジナルグッズを販売するほか、会期中の4月28日にはサイン会も予定されている。

編集部

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