高嶋晋一+中川周が提示する「最短距離のロードムービー」とは? 京都で新作を含む映像作品が展示へ
2014年から共同で映像制作を行ってきた高嶋晋一+中川周による個展「視点と支点――最短距離のロードムービー」が、京都のMEDIA SHOP | galleryで開催される。会期は2019年1月5日〜20日。
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高嶋晋一+中川周は、パフォーマンス作品などを発表する高嶋と、博物資料やプロダクツの撮影に関わる写真家・映像作家の中川によるユニット。2人は2014年から共同で映像制作を開始し、「第10回恵比寿映像祭」(東京都写真美術館、2018)、「引込線2017」(旧所沢市立第2学校給食センター、2017)などで作品を発表してきた。
本展で2人が試みるのは「ロジスティクス・ムービー」だ。「ロジスティクス」は物流や輸送という意味の言葉。あてどなき彷徨を、物流や輸送に見られる機能的な移動に置き換えることで、ロードムービーそのものを極小の単位に圧縮することを目指す。
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カメラというメディウムの、目の代替物としての機能性とモノとしての物質性の間のズレに着目してきた2人。今回もその探求の延長上に、映像の一方向的な時間の流れと、現実を反映するとされる記録性に疑問を呈する作品を発表する。「ロジスティクス・ムービー」は、その実践の名だという。
今回は、2017年の《standstill》と、新作《Dig a Hole in a Hole / Homogenize》の2本を展示予定。また、会期中は様々なゲストを招いたトークも行われる。
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