第11回恵比寿映像祭のテーマは「トランスポジション 変わる術」に決定。出展アーティスト第一弾も発表

東京都写真美術館をメインに、恵比寿一帯で行われるアートと映像の祭典「恵比寿映像祭」。第11回となる今回は「トランスポジション 変わる術(すべ)」をテーマに、多彩な作品とプログラムを紹介する。会期は2019年2月8日〜24日。

メインビジュアル

 2009年から毎年開催され、今年度で11回目を迎える恵比寿映像祭。展示や上映、パフォーマンスなど様々な形式のプログラムを開催し「映像とはなにか」を考え、課題を広く共有する場を生み出してきた。

カロリナ・ブレグワ 広場 2018

 今回のテーマの「トランスポジション」は、今いる位置から違うところへ移動すること、あるいはすでにある作法を異なるものに置き換えることを意味する言葉。視点や編集、文化、環境、身体観の変化など、映像における様々なトランスポジションの妙を味わいながら、ポジティブに「変わること」を目指す。

デヴィッド・オライリー エヴリシング 2017 ©David Oreilly

 第一弾の展示参加作家として、アニメ『アドベンチャー・タイム』やゲーム作品《エヴリシング》を手がけたデヴィッド・オライリー、4K新作映画を発表する牧野貴をはじめ、ルイーズ・ボツカイ、カロリナ・ブレグワ、ミハイル・カリキス、サシャ・ライヒシュタイン、ユニヴァーサル・エヴリシング、岡田裕子、地主麻衣子が発表。

草野なつか 王国(あるいはその家について)(150分版) 2017-2018 ©Natsuki Kuroda

 また、2014年に初長編作品《螺旋銀河》で注目を集めた草野なつか、ジェシー・マクリーン、シリーン・セノの映像作品が上映予定となっている。

 今年も周辺文化施設、ギャラリーと連携して様々なプログラムが開催される同映像祭。展示・上映だけでなく、トークやレクチャー、ライブイベントもあわせてチェックしたい。

牧野貴 Cinéma Concret 2016-2017(参考図版) Courtesy of Empty Gallery, Hong Kong

編集部

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